彼のことが大好きな彼女の物語[11]飲み会で席が離れて良かったのかも

彼のことが大好きな彼女の物語[4]一緒にいて楽しいのは私だけ?

lovekoと彼氏の物語シリーズ第4話です。

先輩の運転する車は居心地が良かった。

だけど助手席に乗せてくれないことに対してちょこっと不安。

そして送別会の贈り物選び!

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登場人物紹介

第4話に登場する人物を簡単にご紹介します。

 

主人公

loveko

大学1年生の女の子

 

バイト先の人

K先輩

大学3年生の男の子

 

一緒にいて楽しいのは私だけ?

片道およそ30分のドライブはあっという間に終了しちゃった。

 

先輩の運転は居心地いいし、会話も弾んで楽しいかも。

私は敬語を使っているけれど、それでもあまり気を遣わずに済むし、先輩はとても優しい。

 

でも、私たちはドライブをしにきたわけではない。

ちゃんと送別会の贈り物を買わなきゃ。

 

というかそもそも、K先輩に選んでもらうのが不安で2人で選ぶことになったのだから、私がしっかり選ばなきゃ。

 

そして着いた先はLOFT。

 

私の中ではかなり有名な雑貨屋さんで、地元にもあったし、進学先にもあるしで、馴染みもあるのだけど。

でもK先輩は、初めてLOFTに来たみたい。

 

男の人はあまり雑貨屋さんとかに興味がないのかな?

LOFTに来たことがないっていうのは、ちょっとしたカルチャーショック。

 

というか、というか!

車を降りて改めて思ったけど、K先輩って意外と私服のセンスいいかも。

 

実は塾のアルバイトの時には、少し服装に決まりがある。

襟付きシャツ着用とか、ジーンズ禁止とか、ちょっとしたことだけど。

 

アルバイトを離れてK先輩に会うのは今回が初めてだったから、なんだか新鮮かもしれない。

一般的にはオシャレとは言わないのかもしれないけど、K先輩の私服は私の好みのセンス。

 

理系によくあるチェックシャツなんてこともないし。

落ち着いてて大人っぽい。

 

でもその思いを口には出さない私。

だって、「私服かっこいいですね」なんて恥ずかしくて言えない。

 

そして私服を着ているのは私も一緒。

「かっこいいですね」なんて褒めたら、「私の服も可愛いって言って」って言ってるようなものだもん。

 

気にしすぎかもしれないけど…

 

「プレゼント何にする?」

 

そしてK先輩の声で、ふと思う。

そうだ! プレゼント真面目に選ぼう!

 

「とりあえず、いろいろ見てみましょうか」

 

プレゼント候補すら決めていない私たち。

塾長からも指定はなかったし、決まっているのは予算くらい。

 

フロアもたくさん移動して、キッチン道具から文房具からいろいろ物色。

 

「これとかどうですか?」

 

「うん、いいんじゃない?」

 

1時間くらい探してやっと決定!

いいものが買えてよかった。

支払いを済ませてプレゼント包装もしてもらう。

 

塾を辞める2人には、喜んでくれるといいな。

きっと喜んでくれるはず。

 

「じゃあ帰ろっか」

 

「あ、はい…」

 

先輩は早く帰りたいんだ…

 

今日の目的はプレゼントを買うことで、その目的はたった今終わった。

でもせっかく30分もかけてLOFTまで来たのに、そんなすぐに帰るの?

 

反対する理由もないから、先輩の言うことに従っちゃったけど、なんかモヤモヤ。

確かにもう一緒にいる必要性はないんだけどね。

 

「じゃあまたバイトで」

 

帰り道も盛り上がる会話。

でも着いたらやっぱりサヨナラ。

 

一緒にいて楽しいって思ってるのは私だけ?

K先輩にとって今日のお買い物は、ただの仕事の一環だったのかな…

 

lovekoの振り返り

気持ちは言わなければ伝わりません。

lovekoは昔から自分の思いを溜め込んでしまう方で、よく後悔します。

「お茶でもしません?」って一言言っていたら、もっと展開が早かったのかもしれませんね。

関連記事はこちら→彼氏に本音が言えない…どうしたらいいの?勇気の出る考え方をご紹介!

また、彼氏の名誉のために補足しておきますが、lovekoの彼氏のセンスは普通にいい方だと思います。

先輩に選ばせたらプレゼントがダメになる!というのはただ彼氏のことをよく知らなかっただけでした。

第1話から読む→彼のことが大好きな彼女の物語[1]出会いは塾のアルバイト

前の話を読む→彼のことが大好きな彼女の物語[3]2人きりのドライブはどこに座る?

次の話を読む→彼のことが大好きな彼女の物語[5]元彼の失恋を乗り越えた気がした

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