第一子の離乳食を始めるにあたって、分からないところだらけ。
都度インターネットで調べても良いのですが、ページやサイトによって書いてある事がバラバラ。
そこで指針となる本が一冊欲しい!と思い、購入したのが
『まとめて作って1週間ラクラク 最新!フリージング離乳食』
です。
今回は、この離乳食本のレビューや感想をご紹介します。
目次
初めての離乳食…どこまで頑張る?
離乳食の準備をするにあたってlovekoが悩んでいたことは、どのレベルまで頑張るか(手抜きをするか)です。
というのも、
- 毎食その都度手作り
- 週末に作り置きして冷凍
- ベビーフードを活用
など、離乳食にかける手間は人によってバラバラ。
週末に1週間分を作って冷凍を選択!
lovekoの場合は、「週末に作り置きして冷凍」を選択しました。
というのも、週末に1週間分の食材をまとめ買いする習慣があるので、その時に離乳食用の食材を取り分けることが出来るな、と思ったのです。
これがlovekoには大正解!
ベビーフードを購入しないのでお金もたいしてかからないし、作り置きさえしっかり作っておけば後はレンジで加熱するだけ。
フリージング離乳食万歳!という感じです。
『まとめて作って1週間ラクラク 最新!フリージング離乳食』とは?
©『最新!フリージング離乳食』
lovekoが参考にしている離乳食の本は、
『まとめて作って1週間ラクラク 最新!フリージング離乳食』(以下、『最新!フリージング離乳食』)
です。
『最新!フリージング離乳食』の基本情報
- 出版社:主婦の友生活シリーズ
- 価格:890円+消費税
- 発行:2019年2月10日
- 調理指導・制作:ほりえさわこ(料理研究家・栄養士)
- 栄養指導:上田玲子(栄養学博士・管理栄養士)
本のあとがきによると、
- 主婦の友社が2013年に刊行した『フリージング離乳食』
- 育児誌『Baby-mo』
に掲載された記事に新規取材を加えて再編集した本のようです。
『最新!フリージング離乳食』ってどんな本?
10万部超え『フリージング離乳食』に最新情報を追加して、最強に生まれ変わったのが本書です。
あらかじめ献立を決めて冷凍することで、迷わず悩まずおいしい離乳食が作れます。
毎日の離乳食を手作りするのも、献立を考えるのも、忙しいママにとっては大変ですよね。
そこで、
- 食材を効率よく調理する
- フリージングした食材をおいしく工夫して食べさせる方法を尋ねたら右に出る者ナシ!
のほりえさわこ先生が
- 「食材別のラクなフリージング方法」
- 「冷凍した食材をおいしく組み合わせる離乳食レシピ」
を教えてくれます。
『最新!フリージング離乳食』の特徴!
他に『最新!フリージング離乳食』の特徴としては、
- パパのいるときや時間のあるときに下ごしらえ&冷凍して、赤ちゃんを待たせずにチンして食べさせられる
- 離乳食の時期に合わせて、何をどれたけ食べさせていいか「献立」を教えてくれる
- 赤ちゃんにおいしく食べやすく解凍するコツがわかる
- 不足すると困る「鉄」や「カルシウム」を補うメニューが多い
- 離乳食の進め方、食物アレルギー、食べさせていいものダメなものなど、基本や最新情報もよくわかる
です。
実際に使って分かった『最新!フリージング離乳食』のメリット!
まず、『最新!フリージング離乳食』のメリットをご紹介します。
『最新!フリージング離乳食』のメリット①:1食分の目安量や与えて良い食材の一覧が見やすい!
前ページカラー写真が掲載されていて、カラフルで見やすいのが本書の特徴です。
中でも、1食分の目安量の写真はとても分かりやすいし、長く使うことが出来ます。
そしてもうひとつよく見るページが、食べて良いもの・悪いもののページです。
離乳食初期から意外とたくさんの野菜を食べることが出来るということも、このページで知りました。
また、ゴックン期にはダメだけどパクパク期にはOKなど、成長に応じた変化も分かりやすいです。
『最新!フリージング離乳食』のメリット②:離乳食を冷凍するコツが分かりやすく掲載!
続いてのメリットは、離乳食を冷凍するコツが豊富に掲載されていること。
フリージング離乳食専門の本なので当たり前かもしれませんが、初めて冷凍離乳食を作る時に知っておきたいコツが満載。
しかも離乳食の進み具合に応じて冷凍のコツが載っています。
例えば、うどん。
- ゴックン期:「持ちやすい3㎝幅の棒状に切り、ラップに包んで冷凍」→「凍ったまま摩り下ろす」
- モグモグ期:「2㎜大のみじん切りにし、熱湯でゆで、1食分ずつラップで包む」
- カミカミ期:「1~2㎝長さに切り、熱湯でゆで、1食分ずつ小分け容器に入れる」
- パクパク期:「2~3㎝長さに切り、熱湯でゆで、1食分ずつ小分け容器に入れる」
など、全てイラスト付きで描いてあるので、とっても分かりやすいです。
『最新!フリージング離乳食』のメリット③:何をどれだけ作り置きすれば1週間持つか分かる!
そして最大の特徴が、『1週間ラクラク』と謳っていること。
どの食材をどの量冷凍しておけば、1週間やりくり出来るかが分かります。
例えば離乳食初期の3週間目。
下ごしらえするべき食材は、
- 10倍粥:30g×15回分
- かぼちゃ(又はじゃがいも):10g×8回分
- ほうれん草(又は小松菜):5回分(棒状に包んで1週間分冷凍して、凍ったまま摩り下ろして使う)
- 真鯛(又はひらめ・鰈):5g×6回分
これに家にありそうな食材
- バナナ
- トマト
- 粉ミルク
- 豆乳
- きな粉
- だし
- 片栗粉
を組み合わせると、簡単に1週間分の離乳食献立が完成するのです。
この例では、
- 月曜日:白身魚とほうれん草のすりすり丼
- 火曜日:10倍粥+かぼちゃと白身魚のトロトロ
- 水曜日:きな粉粥+かぼちゃトマトスープ
- 木曜日:ほうれん草のバナナ和え+かぼちゃの出し煮
- 金曜日:ほうれん草の豆乳粥
- 土曜日:ほうれん草の豆乳スープ+かぼちゃ粥
- 日曜日:かぼちゃとほうれん草の2色和え+白身魚粥の出しあんかけ
となっています。
毎日違う離乳食献立なのに、実際に調理するのは週末のみなので、とってもラクラク。
『最新!フリージング離乳食』のデメリットは?
しかし、デメリットもあります。
主に2つ。
数は少ないですが、けっこう致命的なデメリットかもしれません。
『最新!フリージング離乳食』のデメリット①:2ヶ月分の離乳食メニューが1ヶ月分しか掲載されていない!
毎週冷凍する食材とそれらを使った献立を掲載してくれれば良いのに、なぜか2ヶ月分の離乳食メニューが全て掲載されていません。
おそらく生後5ヶ月から始める人と、6ヶ月から始める人がいるからかもしれませんが。
たとえば生後5ヶ月・6ヶ月はゴックン期として4週間分の献立のみ。
これ以降のページは、生後7ヶ月~8ヶ月用の献立になっています。
最初は、
「生後6ヶ月から離乳食を開始した人向けの本なのかな?」
とも思いましたが、生後7ヶ月~8ヶ月用の献立も4週間分のみ。
なぜ8週間分掲載してくれないのか不思議ですが、
「1ヶ月間本の通りに作った後は自分で考えなさい」
ということなのでしょう。
『最新!フリージング離乳食』のデメリット②:1回食にしか対応されていない!
通常は、離乳食を開始して1ヶ月が経過すると2回食に移行します。
しかし、2回食の時期も3回食の時期も掲載されているのは1回食のみ。
少し物足りないかな…という気はします。
メニューに悩まないように、3回食分掲載してほしかったです。
結論!『最新!フリージング離乳食』はおすすめ?
以上が『最新!フリージング離乳食』の特徴やメリット・デメリットでした。
『最新!フリージング離乳食』がおすすめ出来ない人は?
『最新!フリージング離乳食』は、
- 離乳食がマンネリ化しないように、たくさんのメニューが知りたい
- 毎日の献立をかぶらせたくない
という方へはお勧めできません。
デメリットでも述べましたが、やはり献立数は少なめなので。
毎日のメニューをカバーできるわけではないので、献立に変化を持たせたい方にとっては、レシピ掲載数が物足りないでしょう。
『最新!フリージング離乳食』はこんな方におすすめ!
一方で、
- フリージング離乳食の基礎が知りたい
- 手軽に読める離乳食のレシピ本が欲しい
という方へは、とってもおすすめです。
lovekoも購入したことに後悔はしていないし、離乳食のレパートリー自体はインターネットで検索できますよね。
離乳食の目安量一覧と食べて良い物・ダメな物の一覧がとても良く出来ているので、これだけでも価値がある1冊かなと思います。
↓購入はこちらから!
価格:961円 |