lovekoと彼氏の物語シリーズ第26話です。
いくらバイト先で仲がよかったとは言っても、プライベートなことはお互いまだ知らない状態。
いろいろと話しておきたいこともあるけど、そのうちの1つが普段の生活だったりします。
登場人物紹介
第26話に登場する人物を簡単にご紹介します。
主人公
loveko
大学1年生の女の子
彼氏
K先輩
大学3年生の男の子
アルバイトとデートの優先順位
2回目のデートは、前回会って1週間後に予定している。
同じ大学だし春休みで比較的時間に余裕があると思いきや、予定が全然合わない。
まあそのほとんどの原因は私のアルバイト。
もうすぐアルバイトを辞めちゃうK先輩と違って、私は掛け持ちもしているから、基本的に毎日何かしらのバイトが入ってる。
大学の講義前の早朝アルバイトに、夜は塾。
丸1日空いている春休みや土日は、朝から夕方までフルタイムで働いているバイトもある。
さすがに3つ掛け持ちするのはなかなかハード。
何のバイトしてるの?って聞かれて、これとこれとこれ!って答えたらドン引きされる。
それでも、意外となんとかなってるから自分でもびっくり。
奨学金は学費で消えちゃうし、仕送りがないから仕方ないんだけどね。
仕送りなしって何それひどい!っていう友達もいるけれど、それは確実に家庭環境の違いだと思う。
高卒で就職して実家にお金を入れてきた私の両親。
時代の違いもあるんだろうけど、両親と比べると、私は高校を卒業したのに、まだ社会に出てすらない。
まだ親孝行なんて出来る立場でもないし、4年間大学に通わせてくれるだけで、すごいことだよ。
何よりアルバイトすることでK先輩とも出会えたし、この生活も嫌いじゃない。
でもK先輩と付き合うことになったからには、K先輩に会うための時間も確保したいな。
春休みだから、まだ日中空いている日があるけれど、新学期になったら平日は講義がある。
理系だから毎日出なきゃいけないし、土日はアルバイト。
そうなると、平日の夜で塾のバイトが休みの時しか空かなくなるな…
でもK先輩に会いたいからってバイトを減らすわけにもいかない。
だって死活問題だもん!
冗談抜きで家賃払えなくなるし。
なんとか時間は工面しよう。
仕送りなしって言われてたから、サークルに入ることは大学に入学する前に諦めてた。
だけどせっかく告白をOKしてくれたK先輩。
K先輩のことは諦めたくないよ。
どっちにしろ、付き合い始めが春休みだったのは好都合だったかも。
K先輩にバイト掛け持ちしていることは話していない。
ドン引きされそうな気がするから、大学の友達にしか言ってない。
でも、この春休みにたくさん話し合おう。
そして、アルバイトのこともカミングアウトしよう。
lovekoの振り返り
学生時代にアルバイトをたくさんしたおかげで、数年後彼氏の実家に挨拶に行ったときに話が盛り上がりました(笑)
大変だったけど、アルバイトを経験したことで就職活動もスムーズに進んだと思っています。
第1話から読む→彼のことが大好きな彼女の物語[1]出会いは塾のアルバイト