lovekoと彼氏の物語シリーズ第4話です。
先輩の運転する車は居心地が良かった。
だけど助手席に乗せてくれないことに対してちょこっと不安。
そして送別会の贈り物選び!
登場人物紹介
第4話に登場する人物を簡単にご紹介します。
主人公
loveko
大学1年生の女の子
バイト先の人
K先輩
大学3年生の男の子
一緒にいて楽しいのは私だけ?
片道およそ30分のドライブはあっという間に終了しちゃった。
先輩の運転は居心地いいし、会話も弾んで楽しいかも。
私は敬語を使っているけれど、それでもあまり気を遣わずに済むし、先輩はとても優しい。
でも、私たちはドライブをしにきたわけではない。
ちゃんと送別会の贈り物を買わなきゃ。
というかそもそも、K先輩に選んでもらうのが不安で2人で選ぶことになったのだから、私がしっかり選ばなきゃ。
そして着いた先はLOFT。
私の中ではかなり有名な雑貨屋さんで、地元にもあったし、進学先にもあるしで、馴染みもあるのだけど。
でもK先輩は、初めてLOFTに来たみたい。
男の人はあまり雑貨屋さんとかに興味がないのかな?
LOFTに来たことがないっていうのは、ちょっとしたカルチャーショック。
というか、というか!
車を降りて改めて思ったけど、K先輩って意外と私服のセンスいいかも。
実は塾のアルバイトの時には、少し服装に決まりがある。
襟付きシャツ着用とか、ジーンズ禁止とか、ちょっとしたことだけど。
アルバイトを離れてK先輩に会うのは今回が初めてだったから、なんだか新鮮かもしれない。
一般的にはオシャレとは言わないのかもしれないけど、K先輩の私服は私の好みのセンス。
理系によくあるチェックシャツなんてこともないし。
落ち着いてて大人っぽい。
でもその思いを口には出さない私。
だって、「私服かっこいいですね」なんて恥ずかしくて言えない。
そして私服を着ているのは私も一緒。
「かっこいいですね」なんて褒めたら、「私の服も可愛いって言って」って言ってるようなものだもん。
気にしすぎかもしれないけど…
「プレゼント何にする?」
そしてK先輩の声で、ふと思う。
そうだ! プレゼント真面目に選ぼう!
「とりあえず、いろいろ見てみましょうか」
プレゼント候補すら決めていない私たち。
塾長からも指定はなかったし、決まっているのは予算くらい。
フロアもたくさん移動して、キッチン道具から文房具からいろいろ物色。
「これとかどうですか?」
「うん、いいんじゃない?」
1時間くらい探してやっと決定!
いいものが買えてよかった。
支払いを済ませてプレゼント包装もしてもらう。
塾を辞める2人には、喜んでくれるといいな。
きっと喜んでくれるはず。
「じゃあ帰ろっか」
「あ、はい…」
先輩は早く帰りたいんだ…
今日の目的はプレゼントを買うことで、その目的はたった今終わった。
でもせっかく30分もかけてLOFTまで来たのに、そんなすぐに帰るの?
反対する理由もないから、先輩の言うことに従っちゃったけど、なんかモヤモヤ。
確かにもう一緒にいる必要性はないんだけどね。
「じゃあまたバイトで」
帰り道も盛り上がる会話。
でも着いたらやっぱりサヨナラ。
一緒にいて楽しいって思ってるのは私だけ?
K先輩にとって今日のお買い物は、ただの仕事の一環だったのかな…
lovekoの振り返り
気持ちは言わなければ伝わりません。
lovekoは昔から自分の思いを溜め込んでしまう方で、よく後悔します。
「お茶でもしません?」って一言言っていたら、もっと展開が早かったのかもしれませんね。
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また、彼氏の名誉のために補足しておきますが、lovekoの彼氏のセンスは普通にいい方だと思います。
先輩に選ばせたらプレゼントがダメになる!というのはただ彼氏のことをよく知らなかっただけでした。
第1話から読む→彼のことが大好きな彼女の物語[1]出会いは塾のアルバイト