妊娠中の体重管理って、悩まされますよね。
何もしなくても勝手に増えていく体重。
一昔前は、「お腹に赤ちゃんが居るのだから2人分食べなさい」なんて言われていました。
しかし現在は体重増加にも制限があり、体重を増やしすぎることなく出産することが一般的となっています。
でも、増やしすぎない体重ってどのくらいなの？
妊娠中の体重増加の目安って、実は産婦人科によってバラバラなのです…！
目次
妊娠中の体重増加の目安はどのくらい？
妊娠中の体重増加の目安は、人によって様々ですし、産婦人科の方針によっても変わります。
とはいえ、基本となる考え方は同じです。
それは、妊娠前の体型次第だと言うこと。
もともと痩せ型だった人は、体重を増やすように産婦人科から推奨されるでしょう。
しかし逆にもともと太っていた人は、妊娠後もそのままの体重を維持する必要があったりします。
妊娠中の体重増加の目安は妊娠前のBMI次第！
痩せ型・肥満型の基準ですが、指標となるのがBMI(Body Mass Index)。
これは、体重(kg)を身長(m)で2回割った値のことです。
例えば体重が50kgで身長が160cmの人の場合は、
50÷1.6÷1.6＝19.5
となるので、BMIは19.5になります。
このBMIが18.5未満の人は、痩せ型。
18.5以上～25未満の人は、標準。
25以上の人は、肥満と診断されます。
妊娠中の体重増加の目安を知りたい場合は、まずこのBMIを計算しておきましょう。
妊娠前のBMIと理想の増加体重の関係は？
妊娠中の体重増加の目安ですが、
- BMI18.5未満：9～12kg
- BMI18.5～25未満：7～12kg
- BMI25以上：個別対応
となります。
この数値は、妊娠前から出産直前までの増加体重の目標数値。
なお、数値が範囲内に収まっていれば良いのか？というと、そうでもありません。
急激な体重増加も良くないとされていて、1週間に300g～500gの増加が推奨されています。
妊娠中は痩せすぎず太りすぎず、少しずつの体重増加が理想なのです。
産婦人科の方針によって体重増加の目安は変わる！
しかし！
上述した内容はあくまで一般論。
実は、産婦人科の方針によって妊娠中の体重増加の目安は異なります。
特に注意したいのが、里帰りのため途中で産院を変更する場合です。
lovekoもそうなのですが、里帰り出産の場合は妊婦健診を受ける産婦人科と分娩先の産婦人科が異なりますよね。
この場合、元の産婦人科では目標数値内に収まっていたのに、里帰り先の病院では全然ダメだった…！なんてことになってしまう可能性もあります。
体重増加12kgの目標が7kgに制限されることに！
lovekoの場合ですが、里帰り前に妊婦健診を受けていた病院では、理想の体重増加は12kgと言われていました。
もともとBMIが18.7くらいで、標準(BMI18.5～25)内ではあるものの、痩せ型に近い体型。
そのため、「この体重だったら12kgくらい増やしましょう！」とのことでした。
前回の健診から全く増えていない妊娠4ヶ月の時には、「せめて1ヶ月に1kgは増やしてね！」と言われたこともあります。
今思うと、体重管理に甘い産婦人科でした。
そして安定期(妊娠5ヶ月～妊娠7ヶ月)の終わる直前、妊娠7ヶ月の時に里帰り。
もとの産婦人科から紹介状をもらって、里帰り先の病院で初診を受けました。
この時、体重はおよそ6kg増加していました。
里帰り先で初診を受けると、「あなたの場合の体重増加の目安は7kgね！」との言葉。
BMIが標準(18.5～25)の体重増加は前述の通り7kg～12kgなのですが、里帰り先の産婦人科では体重管理に厳しかったようです。
下限である7kgを目安に指定されてしまいました。
5kgの余裕はどこへ？
7kgって…あと1kgしかないのに！
まだ胎内の赤ちゃんの体重は、およそ1kg。
赤ちゃんの体重増加分だけでも、7kgなんて軽くオーバーしてしまいます。
それまでは「もっと増えていいよー」と言われてきただけに「体重管理に気をつけてね！」と言われた時は、ショックでした。
妊娠7ヶ月になってからの、残り1kg。
12kgからの7kgへの変更は、なかなか厳しいものがあります。
せめて最初から7kgが上限だと分かっていれば…！
これから頑張るしかありません。
増えなさすぎず増えすぎず！
このように、妊娠中の体重増加の目安は妊娠前の体型と産婦人科の方針によって異なります。
ちなみに…目安から大きく外れてしまった場合は、個別栄養指導を受ける必要になることも。
妊娠中の体重は増えなさすぎず、かと言って増えすぎることなく、体重管理を頑張りましょう！
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