「これ、もう食べさせてもいいのかな?」
「ジュース、少しだけならいいよね…?」
1歳前後になると、赤ちゃんも“食”の幅がぐっと広がり、ママたちは日々の食事やおやつに悩みながら向き合っています。
とくに「お菓子」と「ジュース」の扱いは、ママにとって永遠のテーマではないでしょうか。
私も子育て真っ只中。
現在6歳の息子と4歳の娘を育てている30代専業主婦です。
今でこそ「まあ、いいか」と思えることも増えてきましたが、1歳ごろの食べ物に関しては、本当に毎日悩んでいました。
今回は、そんな“1歳育児のリアルな食育ルール”について、過去の自分を思い出しながら綴ってみたいと思います。
読んでくださるママが「わかる〜!」と肩の力を抜ける記事になれば嬉しいです。
目次
1歳って、もう“子ども”なの?それとも“赤ちゃん”なの?

1歳を迎えると、見た目も仕草もだいぶ「赤ちゃん」から「子ども」っぽくなってきますよね。
でもやっぱりまだまだ小さくて、体の機能も未熟。
「1歳=もう何でも食べられる!」というわけではありません。
それでも親戚や義実家での集まりでは、
「もう1歳なんだから、お菓子くらい食べられるでしょ」
「ジュースあげたら喜ぶよ〜」
なんて言葉をかけられることも。
内心、「え、まだ早いよね…?」と思いながらも、その場の雰囲気や相手の好意を無下にできず、あげてしまったこと、私にも何度もあります。
初めてのお菓子、初めてのジュース。いつが正解?

離乳食が完了期に近づいてくると、赤ちゃん向けのおやつコーナーに並ぶベビーせんべいやボーロが気になり始めます。
私も「無添加・無香料・鉄分入り」の文字にひかれて、1歳のお誕生日を機にベビー用のおやつを解禁しました。
けれど、そのあとが問題。
親の食べているお菓子に興味を示したり、周りのお友だちが普通のスナック菓子を食べている姿を見たりすると、
- 「そろそろいいのかな?」
- 「私、神経質すぎる?」
と迷いが出てくるんですよね。
ジュースも同じ。
- 「100%のフルーツジュースならOKなのか?」
- 「麦茶だけでは可哀想なのか?」
迷いながら、ミニッツメイドの小さなパックをそっと渡してみたり…
情報があふれる時代。調べれば調べるほど混乱する!
育児って、とにかく情報が多い!
SNSでは
- 「1歳にはまだお菓子もジュースも必要なし!」
- 「虫歯リスクが上がる!」
という意見が目立つ一方で、保育園では
「おやつ=第4の食事」
として普通にクッキーやゼリーが出ていたり。
育児書によっても、意見はバラバラ。
「結局どれが正しいの?」と混乱する日々。
正解が見えない中、私が感じたのは、
「ママが“これなら大丈夫”と思える範囲で少しずつ始めればいい」
ということ。
私の“リアルルール”は「日常で習慣にしないこと」

うちでは1歳過ぎてから、
- ベビーせんべい・ボーロ → OK
- 普通のスナック菓子 → 外出時の非常食的にOK
- ジュース → お出かけや特別な日にOK
という“なんとなくルール”を作っていました。
ポイントは、「習慣にしないこと」。
例えば、
毎日午後3時にスナック菓子とジュースをあげる
…となると、1歳の体にはやっぱり負担もあるし、何より“それが当たり前”になってしまうことが怖いなと感じました。
でも、旅行中や実家に帰省した時などは「特別だからいいか!」と気楽に構えることに。
「甘いもの=悪」ではないから、罪悪感は手放して

「虫歯が怖い」
「将来の味覚が心配」
もちろん心配になる気持ちはよく分かります。
私もめちゃくちゃ調べました。
でも、実際に上の子が6歳になった今思うのは、
甘いものをあげたからといって、全てが悪い方向に行くわけじゃない
ということ。
むしろ、親が「これは体に良くないんだよ」と説明したり、「毎日は食べないよ」とルールを作って伝えれば、子ども自身も意外とちゃんと理解します。
上の子は今でも「ジュースはお出かけの時だけ」とルールを守れています。
1歳の頃に“たまに”お菓子やジュースを経験したことが、むしろその後のメリハリを作る練習になったような気がしています。
まとめ|迷うのは愛情。だから自信を持っていい

「これをあげても大丈夫かな?」
「周りの子と比べて遅れてる?」
そんな風に悩んだ経験があるママは、きっとそれだけ子どもを想っている証拠です。
私は、迷いながらも「大丈夫そうだな」と思える時にはOKにして、「今日はちょっとやめとこう」と思う日はNOにする。
そんな風に、自分の“母の勘”を信じて育ててきました。
もちろん正解は家庭ごとに違うし、子どもの体質や性格にもよります。
でも大切なのは、「こうしなきゃ」と思い詰めるのではなく、
「うちの子にはこれが合っているかも」
「私はこの方が安心できる」
という“自分軸”を育てること。
1歳育児、ママの悩みは尽きませんが、今しかないこの時期を少しでも楽しみながら過ごせますように。
そして今日も頑張るママたちが自分を責めず、子どもとの時間に自信を持てますように。