lovekoと彼氏の物語シリーズ第13話です。
告白できずに中途半端にチョコだけ渡したバレンタイン。
きっとK先輩からは、義理チョコだと誤解されたまま…
登場人物紹介
第13話に登場する人物を簡単にご紹介します。
主人公
loveko
大学1年生の女の子
バイト先の好きな人
K先輩
大学3年生の男の子
お礼メールがこないから決心が鈍る
バレンタインチョコをK先輩に渡した次の日。
K先輩からお礼メールが…こない!
チョコレート、不味かったのかな?
それとも、もしかしてチョコ嫌いだった?
そもそも食べてくれたのかな?
メッセージカードは読んでくれた?
疑問がいっぱい浮かぶ。
告白したわけじゃないし、きっとただの義理チョコだと思われてるんだろうけど、なにかの反応くらい欲しかった。
バイトも休みだからK先輩にも会えないし。
私からメールすると、催促してるって思われちゃうよね。
「美味しかったですか?」なんて聞いちゃうのも、図々しいよね。
考えすぎなのかな?
普段からメールし合う仲なら、気軽に聞くことができるのに。
知っていても、役に立たないアドレス。
使ったのは、待ち合わせした時くらい?
先輩から連絡くれたら、喜んで返信するのにな…
今、何してるんだろう…?
というか!告白!
どうしよう?
完全にタイミング逃しちゃった気がする。
バレンタインは明日だけど、先輩とシフトは被っていない。
先輩のシフトは退職に向けて激減しているから、バレンタインが終わったところで被る保障も無い。
せめて同じ学科なら、大学内で偶然会えることができるかもしれないのに。
学科どころか学部さえ違うから、大学で会える可能性もほとんど無い。
そもそも、もう春休みなんだから、先輩が大学に行くかどうかも分かんないよね。
もっとたくさん話しておけば良かった。
もっとたくさん先輩のこと、聞いておけば良かった。
半年以上、同じアルバイト先で働いているのに、知らないことが多いな…
私、告白してもどうせダメなのかな?
彼女いらないって言っていたから、もう諦めた方がいいのかな?
鳴らないスマホのせいで、決心が鈍っちゃう。
lovekoの振り返り
lovekoは、お礼メールがくるといいな(今回)、義理チョコかどうか聞いてくれるといいな(前回)など、相手に求めすぎている部分を直さなければいけません。
言わないと気持ちなんて伝わるはずがないのに。
第1話から読む→彼のことが大好きな彼女の物語[1]出会いは塾のアルバイト