彼のことが大好きな彼女の物語[11]飲み会で席が離れて良かったのかも

彼のことが大好きな彼女の物語[16]メールは手軽だけど本心が分かりにくい

lovekoと彼氏の物語シリーズ第16話です。

『ありがとう』というタイトルのメール。

その中身は…?

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登場人物紹介

第16話に登場する人物を簡単にご紹介します。

 

主人公

loveko

大学1年生の女の子

 

バイト先の好きな人

K先輩

大学3年生の男の子

 

メールは手軽だけど本心が分かりにくい

K先輩からのメールに書かれていた内容は、

 

『突然だったからびっくりした。

僕も好きだよ。

これからもよろしくね。』

 

だった。

 

え、ほんとに!?

先輩もびっくりしたみたいだけど、私もびっくり。

 

絶対、私のこと好きじゃないよね…?

 

だって、そんな素振りなかったじゃん!

彼女いらないって言ってたでしょ?

 

浮かぶのは喜びと、たくさんの疑問。

 

とても嬉しいことが書いてあったから、その幸せが壊されないか確かめたくなる。

ここに書いてあることは本当?

 

いつから好きだったの?

彼女いたら院試の邪魔になるんじゃないの?

なんで車の助手席乗せてくれなかったの?

 

バイト先で話しかけるのだって、ほとんど私からだった。

連絡先を交換しても、業務連絡以外のメールなんてゼロ。

今回のチョコのお礼メールが初めての日常会話だったのに。

 

私は以前、元彼に『俺のどこが好き?』とメールで聞かれたからメールで真剣に答えた。

そしたら実は、別の男が元彼の携帯を使って送信していたことがある。

 

あとでそれが判明してすっごく恥ずかしかった。

もちろん元彼にはちゃんと怒ったけど。

 

K先輩は元彼とは違う。

それはちゃんと分かってるけど、メールって文字だけだから、不安なところもいっぱいある。

 

文字だから、簡単に嘘だってつけるし、社交辞令も言いたい放題。

メールっていう手段を選んだのは私なのに、こんなこと思うのもどうかと思うけど。

 

もしかしたら、K先輩だって同じように、私の気持ちが真剣かどうか、不安に思ってる可能性だってあるよね。

メールの告白は手軽だけど、気持ちが伝わりにくいし分かりにくい。

 

やっぱりどうにかして会う約束して、ちゃんと伝えたらよかったのかな…?

いろいろ考えちゃうけど、とにかくK先輩はOKくれた。

 

バイトを辞めてからも、また会えるってことだよね。

うん!とりあえず、素直に喜ぼう!

 

lovekoの振り返り

ということで、晴れて告白をOKしてもらうことができました。

次からは恋人同士としてのお話になります。

第1話から読む→彼のことが大好きな彼女の物語[1]出会いは塾のアルバイト

前の話を読む→彼のことが大好きな彼女の物語[15]告白メールの返信がくるまでの時間

次の話を読む→彼のことが大好きな彼女の物語[17]告白する時は「好きです」だけじゃダメだった

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