夫婦で妊娠発覚を喜んだのも束の間。
妊娠初期に待ち構えているのは、嫁のつわりです。
嫁が全く家事をしなくなったり、ご飯を食べなくなったり。
心配ももちろんですが、不便を感じている方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、嫁のつわり中に夫はどう対応するべきなのか?
NG行動や嫁の心境についてお話します。
目次
「家事しなくて良いよ」はダメ!
嫁がつわりになって苦しんでいる状況。
ついつい「家事しなくて良いよ」と奥様を労わってあげる旦那様もいるのではないでしょうか?
その気遣いは素晴らしいと思います。
でも、惜しい。
「家事しなくて良いよ」では足りません。
「家事しておくね」という言葉がBESTです。
「家事しなくて良いよ」「じゃあ誰がするの?」
家事は程度の差こそあれど、必ず家の誰かがしなければなりません。
- 食事の用意をしないと、ご飯が食べられない。
- 掃除をしないと、家の中が荒れてしまう。
- 洗濯をしないと、着る服が無くなってしまう。
- ごみ出しをしないと、ごみ屋敷になってしまう。
- 買出しをしないと、日用品が無くなってしまう。
「家事しなくて良いよ」と奥様を休ませてあげるのは、間違いではありません。
しかし、放ったらかしにされたその家事。
後始末は奥様にやってくるのではないでしょうか?
シンクに溜まった食器を見て、ゲンナリするのも奥様。
溜まった洗濯物を見て、ウンザリするのも奥様なのです。
家政婦さんや同居の親が家事をしてくれるのであれば話は別ですが、誰かがしないとどんどん溜まっていくのが家事なのです。
「嫁がつわり中でしんどいだろうな…家事休めば良いのに」
ではなく、ぜひ率先して家事をしてあげてください。
家事が出来ないなら家事をしなくて良い環境を整えてあげる!
しかしそうは言っても、仕事で忙しくて家事をする時間が無い!という方もいますよね。
奥様が専業主婦の場合は、旦那様は家事を全く出来ないという方も多いと思います。
そのような時は、家事をしなくて良い環境を整えてあげることが大事です。
嫁のつわりの時期が終わって無事に出産出来たところで、その後は育児が待っているのです。
ちょうど良い機会だと思って、
- 食洗機
- ロボット掃除機
などの家事が楽になる家電の導入を、奥様に提案してみてはいかがでしょうか?
もちろん、これから何かと物入りになるでしょうから、勝手に買うのはNGです。
きちんと奥様に相談しましょう。
食事を用意する時は嫁の分も考慮する!
つわりでよくある症状が、「ご飯が食べられない」「食べ物のにおいを受け付けない」「何を食べても吐いてしまう」などです。
だからと言って、自分の分の食事だけ用意すれば良いわけではありません。
- 本当に全く食べることが出来ないのか?
- 何か食べやすいものは無いのか?
などなど。
きちんと奥様の話を聞いて、2人分の食事を用意してあげましょう。
自分のことは自分でする!
「自分のことは自分でする!」なんて、まるで子供に言い聞かせるみたいな言い方です。
しかし、意外と出来ていない旦那様も多いのではないでしょうか?
毎日作ってくれるお弁当は当たり前ではない!
例えば、普段作ってもらっているお弁当。
嫁が作るのが当たり前だと思っていませんか?
lovekoは自分もつわりで苦しんでいましたが、夕食はきちんと用意していました。
お腹の赤ちゃんのために、自分にも栄養が必要だと思っていたので。
しかし、つわりが本当にピークの2週間ほど、お弁当だけは作る気になれませんでした。
自分が食べるわけでもない、赤ちゃんにとって良い事があるわけでもない。
嫁や赤ちゃんにとってのメリットは、何もありません。
立っているだけでしんどいのに、何で早起きして他人の弁当を作らなければいけないのか?
言い方は酷いですが、本当にこんな心境でした。
普段であれば、愛する夫のために…と思って頑張っていたお弁当作り。
体調が悪い時は、とてもとても頑張る気分にはなれませんでした。
布団を干さないことによるダニ…誰のせい?
また、別のエピソードもあります。
我が家はダブルベッドで夫婦一緒に寝ているのですが、つわり中は1ヶ月ほど布団を干しませんでした。
寒いから乾きにくい季節というのもありましたし、何より布団を干して元通りにするのは体力を使うからです。
そんな中、夫の身体に蕁麻疹が。
おそらく布団にダニが発生したのでしょう。
夫からは「最近、布団干してないの?」と聞かれました。
家事を手抜きしている罪悪感も感じていたので、謝って次の快晴の日には洗って干しました。
しかしよく考えてみると、自分でしてくれても良いのでは?
妊娠中に重い物を持つことは、赤ちゃんに良くないとされています。
特に、つわりが酷い妊娠初期は胎盤も出来ておらず、赤ちゃんも不安定。
流産という悲しい結果を迎えてしまわないように、ぜひ家事は協力してもらいたいものです。
妊娠中に禁止されている事は多い!自由なのは夫だけ!
妊娠中にアルコールやタバコがNGというのは、男性でも知っていることでしょう。
しかし、実は他にも禁止されていることがたくさんあります。
行動に関して言えば、
- ハイヒールを履いてはいけない
- サウナに入ってはいけない
- 妊婦NGの乗り物などに乗れない
などなど。
よく遊園地の注意事項に、「妊娠中はご遠慮ください」などの注意書きがありますよね。
また食べ物に関して言えば、
- カフェイン(コーヒー、紅茶)
- 生もの(卵、魚、肉)
- 奇形を促すビタミンAの多いもの(うなぎ、レバー)
- 感染症になりやすいナチュラルチーズ
などなど。
過剰摂取にならなければ問題無いことがほとんどですが、いちいち気にしながら食事をしないといけないのです。
お酒やコーヒーを自由に飲める夫が羨ましい…と思っている女性は多いと思いますよ。
ちょっとは妻を気遣って!
lovekoは妊娠中、夫に「コーヒー淹れて」と言われた時は、砂糖の代わりに塩を入れたくなりました(入れてませんが…)。
一緒に買い物に行って「このワイン美味しそう!」と言われた時には、「どうせ私は飲めないけどね」と悲しくなりました。
コーヒーを飲むな!禁酒しろ!とは言いません。
夫がカフェインやお酒を控えたところで、赤ちゃんに何も影響は無いのです。
しかし、妻は妊娠中の約10ヶ月、我慢がつきまとうのです。
少しは妻を気遣って、コーヒーくらいは自分で淹れましょう。
嫁がつわりで動けない!羨ましがっちゃダメ!
嫁がつわりで動けない。
家事もしないし、仕事も休んでいる。
ほとんどニートのような環境は、さぞ快適に見えることでしょう。
しかし「楽出来ていいな」「俺と代わって」なんて、絶対に言ってはいけません。
つわりの程度は人それぞれですが、つらい時は本当につらいのです。
きっと奥様だって思っています。
「つわりが無い、出産の痛みも無い、なのに子供を授かることが出来る夫が羨ましい」と。
でも言ったところでどうしようも無いから、言わないのです。
奥様だって、寝込みたくて寝ているわけではありません。
つわり中は本当にしんどいから、ベッドとトイレの移動しか出来ないのです。
夫から「仕事休むことが出来ていいな」なんて言われると、悲しくなってしまいますよ。
変化する嫁の身体を貶さない!
つわり中とあまり関係がありませんが、男性にぜひ知っておいてほしいこと。
それは、妊娠によって女性の身体は大きく変化するということです。
お腹が大きくなって体重が増えるだけではありません。
以前より毛深くなったり、お腹以外の腰周りだって脂肪がつくのです。
ウエストのくびれがなくなったり、スタイルという観点では劣ってしまうでしょう。
しかし、それを責めるなんてもっての外です。
「身体を犠牲にしても、自分の子供を妊娠してくれているんだ」というくらいの広い心を持って接しましょう。
つわりは人それぞれ!他人の情報に惑わされないこと!
最後になりますが、つわりの程度は人それぞれです。
全くないという人もいますし、反対に酷すぎて入院する人だっています。
また、つわりの症状だって人によって違います。
吐きつわり、よだれつわり、食べつわり等。
つわりにも色々な種類があるのです。
だからこそ、
「同僚の嫁さんはつわり中でも家事してた」
「職場の女性はつわり中でもバリバリ働いていた」
など、奥様と他人と比べてはいけません。
「つわりにはコレが効くから!」
「コレなら食べやすいから食べて!」
など、良かれと思って無理強いをしてもいけません。
きちんと奥様の状態を見て、つわりを一緒に乗り越えてほしいものです。
産まれてくる赤ちゃんのために協力しよう!
嫁がつわり中で動けなくなって、家事負担が増えたり、旦那様も大変だと思います。
でも、全ては産まれてくる赤ちゃんのため。
どうせ出産後は育児が待っていますから、もっと大変になります。
今は2人で協力する練習だと思って、頼りがいのある夫の一面を見せましょう。