たとえ今はサラリーマンとして働いていても、将来自営業になる!なんて彼氏から聞いたら、彼女のあなたは正直不安ですよね。
不安定でハイリスクなイメージのある自営業。
結婚したあとの将来や、老後は大丈夫なの?と不安になると思います。
そこで、サラリーマンと自営業の違いをチェックして、不安や疑問をずばり解決してみましょう!
目次
彼氏と結婚したいけど自営業だから不安…
結婚も考えている彼氏が、
- 独立して自営業になる
- 実家のお店を継いで自営業になる
なんて言い出したら、正直彼女のあなたは動揺しちゃいますよね。
日本では普通に中、高、大学と教育を受けていくと、なんとなく就活してなんとなくサラリーマンになってしまう人がほとんどです。
だから、環境が環境であればサラリーマンやOL以外の生き方なんて考えたこともない!という女性もたくさんいることでしょう。
不安定なイメージがある自営業
自営業って、
- 収入が不安定なんでしょ?
- お休みなんてないんでしょ?
- 事業に失敗したら借金まみれ…?
などなど。
なにかと不安定でリスキーなイメージのある自営業。
実際のところ、サラリーマンと自営業って何がどう違うのでしょうか?
lovekoも、もうすぐ会社を退職してフリーランスになります。
それは遠距離恋愛から同棲することになって、会社を退職することがきっかけです。
引越し先でまた仕事を見つけるよりは、IT企業で働いていたことを生かして、自宅で個人事業主として在宅勤務をすることにしました。
仕事を辞めて引っ越そう!と決断を出来たのは、彼氏が安定した職業に就いているからでした。
やっぱり将来結婚を考えている彼氏が自営業をしていると、不安になりますよね。
あなたを不安にさせている要素を明らかにし、対策を考えられたなら、このモヤモヤも晴れるかもしれません!
自営業のメリット・デメリットやリスクを確認していきましょう。
自営業とサラリーマンの違いは何?
自営業ってやっぱり大変…とはよく聞きますが、具体的にどんな違いやメリット・デメリットがあるのでしょうか?
サラリーマンと比較しながら見ていきましょう。
サラリーマンは組織内の人
サラリーマンと自営業、何が違うのかと簡単に言うと「自由と責任の範囲が違う」のです。
サラリーマンは、会社に雇われて働く「組織の人」です。
だから、所属している組織のビジョンやルールに則って働かなくてはいけません。
決まった時間に出社しなければいけないし、会社の意向次第でやりたくない仕事もやらなくてはならないでしょう。
そのかわり、自分の仕事が多少調子悪かろうが会社の業績が悪かろうが、毎月一定のお給料は保障されます。
仕事でミスをしたら上司に怒られるかもしれませんが、即減給なんてことはほとんどありません。
また、病気や怪我をして働けなくなった場合、その間のお金を会社が保障してくれます。
ある意味「束縛される(自由はない)けど、保護されている(責任範囲は広くない)」のがサラリーマンです。
自営業は自己責任制
自営業は、これとは正反対の働き方と言えます。
会社員のように、決まった時間に決まった場所にいなければならないというルールはありません。
どんな仕事をどれくらいするかも、自分の裁量で決められます。
ただし、収入もそのまま自分の力量次第。
さぼったらさぼったなりの稼ぎになりますし、頑張ったら頑張った分だけの稼ぎができます。
収入ゼロ…なんて月もあるかもしれないし、100万円稼げる月もあるかもしれない。
自営業のお仕事は完全に「自己責任制」なのです。
利用できる公的保障や保険も、会社員とは違います。
たとえば会社員が加入する「雇用保険」や「労災保険」。
これらは自営業にはありません。
会社に雇われているわけじゃないから、働けなくなった時に収入を保障してくれる組織がないのです。
失業しても失業保険なんて出ないし、怪我して入院しても傷病手当金なんてでないのです。
つまり、「働いているうちはいくらでも稼げるけど、働けなくなったら保障はない」 というのが自営業者の宿命です。
だから、自営業の人は各々こうした場合に備え、自分自身でリスクヘッジをしています。
「自由だけど、保護されていない(自己責任となる範囲が広い)」のが自営業と言えますね。
自営業のメリット・デメリット
このように違いを見ていくと、自営業って何がよくて何が大変なの?ということがなんとなく分かってきますね。
自営業のメリット
つまり、自営業のメリットは
- 自由
- 能力があればサラリーマンより稼げる
この2点です。
「自由」は大きいですよね。
会社員のように時間を縛られず、上司に付き合う必要もなく、会社都合であっちこっち転勤を強いられることもありません。
すべて自分で決めて好きなように働くことができるのが、自営業のいいところです。
「ごめん、上司に飲み屋を連れまわされて…」 なんて具合悪い顔で帰ってくる彼氏を心配しなくていいのは、彼女としてはありがたいですよね(笑)
もちろん自営業でも業務内容によっては、取引先との接待なんてあるかもしれませんが。
平日でも仕事を休みにして、旅行に行くことだってできるかもしれません。
また、「サラリーマンより稼げるかもしれない」という点もメリットのひとつです。
日本の企業では、社員の能力を評価する体制もそう整っていないことがほとんどです。
欧米みたいに能力制ではなく、年功序列制のところがほとんどですよね。
- 「同じ給料なのにあいつは仕事していない!」
- 「俺はすごく仕事してるのに、こんな給料じゃ見合わない!」
なんて不満、よく聞きませんか?
自営業なら 「お給料」 はまさに自分の能力との等価交換。
評価される能力や技術のある人なら、同じレベルのサラリーマンが同じくらい頑張るよりも、大きな収入を得られる可能性があります。
チャレンジしてみたい気持ちも分かりますよね。
自営業のデメリット
一方、デメリットもつきものです。
それは、
- 収入が安定しない
- 公的社会保障や保険が手薄
主に経済的な不安ですね。
これらは自営業ならではのリスクです。
長くなるので、次項で詳しく解説します!
自営業ならではの経済的リスク
自営業ならではリスク…それは経済的なところにあると言えるでしょう。
先ほどあげた
- 収入が安定しない
- 社会保障や保険が手薄
といったところが主なものです。
収入が安定しない
自営業は、うまくいけば稼げるという希望がある代わり、毎月の安定した収入の保証はありません。
自分の提供する技術やサービスが求められなくなったら食べていけなくなる…自営業はその危機感と常に隣り合わせです。
だから、多少儲かったからってそうそう「俺は自営業をやっていて稼ぎがいいんだぜ!」と言って豪遊したりはできません。
保障や保険
また、公的保障や保険の違いによるリスクも知っておくべきでしょう。
大きいところでは「国民健康保険」です。
会社員はその保険料を会社と折半していますが、自営業の場合は全額個人負担です。
年金は「厚生年金」ではなく「国民年金」になります。
将来受け取れる年金は少なめです。
そして失業保険、労災保険にあたる公的保険はありません。
これらのことから、自営業者には 「近い将来や老後、働けなくなったときどうしよう?」という問題がついて回ります。
だから、自分で適切な障害保険や死亡保険、学資保険を検討できなければなりません。
常にリスクを把握する感性、先手を打っていく慎重さが必要です。
自営業って、なんだかとってもストイックな職業ですね。
パートナーに求められるもの
さて、将来自営業をするという彼氏。
そのパートナーになろうとしたら、あなたには何が求められるのでしょうか?
「普通のサラリーマンの奥さんになるイメージしか持ってなかった!
大丈夫かな…?」
と思っているあなた。
彼氏がサラリーマンでも自営業でも、奥さんに求められるものって案外同じかもしれませんよ?
彼氏に頼りすぎない自立心
仕事や時間に自由度のある自営業。
だからこそ、ひとつひとつの仕事への責任は重大です。
もしかしたらサラリーマン以上に、仕事漬けにならなければいけないこともあります。
そんな時、彼氏に会えなくてもわがままを言わず、彼の仕事を尊重して応援してあげられる自立心のある女性。
そんな女性こそ、パートナーとして彼に感謝されます。
家計のやりくり能力
先に述べたように、自営業というのは会社員以上に経済的リスクを負っています。
そんな彼のパートナーが、金銭感覚の無い浪費モノな彼女ではいただけませんよね。
節約術を磨き、少ないお金でうまく家計をまわしていく能力がある女性なら、彼にとってもとても頼もしく見えるでしょう。
家では彼の癒しになる!
自営業って、会社に雇われて働く以上に「自分で自分の生活を作っていかなきゃ」というプレッシャーがあるものです。
彼は仕事中、気を張って疲れているかもしれません。
会ったときに「ホッ」とできる存在なら、あなたは忙しい彼にとって手放せない存在になります。
彼の事業の看板を一緒に背負う気持ち
自分のパートナー、奥さんをどれだけ事業に介入させるか…
それは人によりけりなのですが、実際どうかに関わらず、心の中では 「一緒に事業の看板を背負う気持ち」 でいてあげましょう。
将来、彼の稼ぎで主婦をしたい!…そういう他力本願な思いは捨ててください。
自営業は、いつどう転んでもおかしくない職業でもあります。
自分も彼氏を支える!それくらいの覚悟は持っていたほうが自分のためです。
彼氏に確認しておくべきたった1つのポイント
彼氏が将来は自営業…どうしても不安が残るなら、これだけ聞いてみてください。
「彼が独立して、または親の事業をついで、自営業をしたいと思ったのはなぜなのか?」
これまで述べてきたように、自営業には「自由」があります。
ですが同じだけの 「責任」 が伴うのです。
今まで会社が与えてくれていたもの、特に「仕事」を、自分で得ていこうというのです。
そのための努力ははんぱではないものになるはず。
もし、彼氏の独立したい理由が
- 「会社の仕事が嫌になった…」
- 「会社の人間関係に疲れた…」
- 「親に言われたから仕方なく…」
などであれば、あなたもちょっと彼とのお付き合いを考えなければなりません。
自営業とは、読んで字のごとく「自分で営む業」です。
自分自身に明確な目標や動機がなければ、仕事を得るための努力や仕事に向けたやる気はどんどんなくなっていくでしょう。
彼氏が自営業に向くか向かないか。
そこだけ、あなたは見極める必要があります。
そしてそのポイントは、「彼には明確な理由や動機があるか?」という1点だけです。
彼氏の成功はパートナーの女性次第
「内助の功」という言葉がありますよね。
夫の外での働きは妻が支えているという意味の言葉です。
目標や野望を持って自営業に取り組む意思のある彼ならば、あなたは彼氏についていって結婚しても大丈夫と思います。
そして、がんばる彼を存分に支えてあげてください。
俺を信じて、応援してくれる彼女がいる!
それだけで、男性はとってもがんばれる生き物なのです。
まとめ
少々長くなりましたが、自営業ってなに?というところから、その自営業でやっていくという彼をどんなふうに支えたらいいの?というところまで、お伝えしました。
- サラリーマンと自営業の違いは『自由度と責任の範囲』
- 自営業は大変!というよりは、自営業にはサラリーマンとは違った大変さがある
- 経済的には、サラリーマンよりリスクを抱えていると言える
- でも、サラリーマンにはないポテンシャルもたくさん持っている!
- 彼の自営業への動機や思い入れはよく確認して
- 彼に寄りかからず、二人三脚のつもりでお付き合いしていこう
人間、自分にとって未知なものにはどうしても不安がつきまとうもの。
でも、世の中自営業で家族を持って暮らしている人がたくさんいるのも事実なんです。
自営業の人は、サラリーマンと何が違い、どこを気をつければいいのか。
それを自分も分かっておくことで、漠然とした不安や恐れはなくなっていくかもしれません。
なんなら彼氏に直接聞いたっていいのです!
あなたが愛する彼と明るい未来に向かっていけますように…