今回は、恋愛と数学に関するお話です。
世の中には初恋の人と結婚する人もいれば、10数人と付き合った挙句に「やっぱりこの人じゃない!」と思ってしまう人もいます。
では数学的に考えた場合、付き合って何番目の人があなたの運命の恋人なのでしょうか?
理系出身のlovekoが誰にでも分かるように解説してみようと思います。
「秘書問題」とは?
数学の「秘書問題」をご存知でしょうか?
別名「お見合い問題」や「最良選択問題」、「結婚問題」ともいいます。
お見合いを例に簡単にご説明すると、
- あなたがこれから20人とお見合いするとする
- お見合いしたその日にその人と付き合うか、お別れするか決めなければならない
- 付き合うことに決めた場合は他の人とお見合いすることはできない
- お断りした場合はもう2度とその人とは付き合えない
上記の条件の中で、20人中何番目の人を選べばいいのかという問題です。
たとえば1番目の人がとっても素敵な人であった場合は、ぜひお付き合いしたいところですよね。
でも残りの19人の中にもっと素敵な人がいるかもしれない。
かと言ってお断りしてしまうともう2度とその人とは付き合うことができない。
そんな葛藤が生まれる問題です。
20人全員とお見合いしたあとに答えを出せるなら、その中で1番の人を選ぶことが出来ますが、残念ながらその方法は使えません。
何より相手に失礼ですし、自分がたくさんの人とお見合いしている間に他の人とお付き合いしてしまうかもしれません。
このとき、何番目の人を選べばうまくいくのか想像つきますか?
…なんだか難しそうですよね。
最初の7人はお断り?
では「秘書問題」の最適な答えをお教えします。
それは…最初の37%、つまり、およそ7人はお断りすることです。
どんなに素敵な人でも必ずお断りです。
その7人とお見合いする意味ないじゃん!
と思ってしまいそうですが、この最初の7人というのはあなたの中で素敵な人を見極める目を養う期間。
最初の7人を基準にして、8人目以降のお見合い相手を選ぶのです。
その選び方は、最初の7人のうちで1番素敵だとあなたが思った人よりも素敵な人が現れたらその人を選ぶという選び方です。
そしてそれ以降の人はもう気にしないこと。
これがお見合い問題の最適解になります。
あなたが人生で付き合うのは何人?
もしあなたが人生で5人と付き合うのなら、37%なのでおよそ1.8人。
つまり、最初の2人のどちらかと結婚するのは数学的には最適であると言えません。
3人目以降で最初の2人よりも素敵な人が現れたら結婚する、というのがもっともいい選び方はなのです。
もし初めの2人のどちらかと結婚してしまった場合は、結婚後にもっと素敵な人と巡り合ってしまうので、なんだか修羅場になりそうですね…(笑)
最初の37%をお断りできる?
まあ実際には1人目で「この人がいい!」と思ったときに渋々お断りするのは難しいですよね(笑)
loveko自身、実行できるかどうかと言われたらそれはまったく別の話です。
ちなみにlovekoはその人と付き合っている間は、今までお付き合いした全員と、結婚したい!と思っていました(笑)
ですが、数学的には最初の37%とは結婚しないことが最適なのです。
あくまで確率のお話なので絶対ではありませんが、ちょっとした恋愛雑学として覚えておいてくださいね。