結婚すると、健康保険証の変更手続きをしなければなりませんよね。
でも、変更手続きが完了して新しい保険証があなたの手元に届くまでは、保険証がありません。
どうせ病気や怪我などで病院へ行くこともないだろうから、少しの間くらい手元に保険証がなくても大丈夫だろう…と思っていると、何かあった時大変です。
普段あまり使うことのない健康保険証でも、なければないで不安になるし、ない時に限って使う用事ができたりするものです。
実際あなたのように、健康保険証の変更手続きをしている間に病院へ行かなければならなくなって、困っている人もいますよね。
結婚で健康保険証の変更手続きをしている間に、病院に行かなければならなくなった場合どうすればいいのでしょうか?
また、新しい保険証が手元に届くまでどれくらいかかるのか?について書いてみます。
目次
結婚で健康保険証を変更!届くまでに病院に行くにはどうすればいい?
普通、健康保険証がないと、3割負担で病院を受診することはできません。
しかし、受診する前に病院の受付で
「改姓のために保険証の変更手続きをしていて、新しい保険証がまだ届いていません」
と伝えて、月末までに改姓された保険証を提示すれば、3割負担で受診することができます。
急に病院に行くことになった場合は、このように受付でお願いする必要があります。
しかし、1ヶ月に1回とか予約をして定期的に診療に通っていたりする場合は、事前に診察に行くことが分かりますよね。
なのに改姓するために保険証を変更手続きに出さなければならない場合は、「健康保険の資格証明書」を発行してもらっておくと良いですよ。
健康保険の資格証明書とは?
「健康保険の資格証明書」は、保険証ではありません。
しかし、請求内容が書かれていて保険証の代用ができます。
正式名称を「健康保険被保険者資格証明書」と言います。
長ったらしくて漢字ばっかりで嫌になりますよね(笑)
でもこれを提示すれば、改姓のために新しく健康保険証を変更している最中であることを証明できます。
健康保険証を変更手続きに出す前にもらっておくと、急病や怪我などで病院へ行くようなことになっても安心です。
有効期間と事前手続きに注意!
但しすぐに発行してもらえるものではないし、有効期間は証明日から20日以内です。
予め早めに発行手続きをする必要があるのと、有効期間があるということを覚えておきましょう。
ちなみに、病院を受診する時に「健康保険被保険者資格証明書」を提示していても、それですべて完了ではありません。
新しい保険証が出来上がって手元に届いたら、原本を確認してもらう必要があります。
必ず病院の受付を訪れて、新しい保険証を提示して下さいね。
保険証が届くまでにかかる期間は?
健康保険証を変更手続きに出すと、いつ戻ってくるのか気になりますよね。
「健康保険被保険者資格証明書」を予めもらっていれば、病院に行くことになっても、とりあえずは安心です。
でも、例えば運転免許証を持っていない人の場合は、健康保険証が身分証明書代わりになったりします。
病気の時だけに限らず健康保険証は、身分証明書代わりにもなるので、なるべくいつでも提示できるように持っておきたいですよね。
では、変更手続きに出した健康保険証は、どれくらいで新しくなってあなたの手元に届くのでしょうか?
早ければ3日間・遅ければ1週間
変更手続きに出した健康保険証は、申請書類を提出してから出来上がるまで、早ければ2~3日で手元に届きます。
しかし、会社の本社や保険証を発行している場所が遠方にあると少し大変です。
郵送で書類を送って新しい保険証を返送してもらう、というやりとりが必要になるため、1週間前後は見ておかなければなりません。
やはり1週間前後かかるのであれば「健康保険被保険者資格証明書」は準備しておくにこしたことはありませんね。
その方が何があっても安心なので。
保険証なしで病院に行く場合の注意
前述したように、健康保険証がないと医療費の3割負担で病院を受診することはできません。
だからといって、当然ですが、旧姓のままの保険証は使えません。
そういうことをすれば、医療費は全額負担になってしまいます。
確かに、全国健康保険協会の保険証だと有効期限がないため気づきにくいし、バレないかも!と思うかもしれません。
後日病院代を請求されることも…
しかし、一時的に3割負担で請求された場合でも、後日になって保険証が使えないことがわかると、
「保険証が違うので請求先を確認して下さい」
という内容で、社会保険から病院へ7割分の請求が返ってきてしまいます。
すると、その7割分の請求は病院からあなたへ請求が行くのです。
保険証が無効だったり、受診日に加入している健康保険がないと、このような現象が起きてしまいます。
正直に病院に伝えて3割負担にしてもらおう!
改姓のために保険証を変更手続きに出している場合は、面倒くさくても旧姓の健康保険証を使ってはいけません。
正直に、「改姓のために保険証の変更手続きをしていて新しい保険証がまだ届いていません」と事務の受付に話しましょう。
または、予め「健康保険被保険者資格証明書」をもらっておいて、病院へ行きましょう。
そうすれば3割負担で受診することができます。
一時全額負担して返金してもらう方法も!
或いは、一時全額負担するという手もあります。
お金があれば全額負担して受診しておいて、後で新しい健康保険証が届いたら、病院の事務に持って行き提示するのです。
すると、健康保険証を提示して受診したのと同じ、3割負担で7割は返ってきます。
いつも健康保険証を携帯していたくない!という人の場合は、現金負担しておいて後から返金してもらといいでしょう。
健康保険被保険者資格証明書を発行しておこう!
たとえ手元に保険証がなくても前述したように、口頭で、
「改姓のために保険証の変更手続きをしていて、新しい保険証がまだ届いていません」
と病院の事務の受付窓口で話せば、新しい健康保険証を月末までに提示するという条件付で、3割負担の医療費で受診することはできます。
しかし、1ヶ月に1回とか定期的に病院へ通っている場合は、「健康保険被保険者資格証明書」を発行してもらいましょう。
保険証の代用が出来る!
「健康保険被保険者資格証明書」 は保険証ではありませんが、保険証の代用ができます。
本当は保険料を納めてないんじゃないか?なんてムダに疑われることもありません。
病院の受付でもスムーズに話が進みますよ。
有効期間は証明日から20日以内です。
ずっと使えるというわけではないので気をつけて下さいね。
あくまで代用なので保険証が届いたら病院へ!
また、「健康保険被保険者資格証明書」はあくまでも代用です。
必ず新しい保険証があなたの手元に届いたら、病院側は原本を確認する必要があります。
あなたは新しい保険証を持って、病院の受付窓口を訪れて下さいね。
万が一のためにも健康保険被保険者資格証明書を!
あなたが病気になった場合、きちんと症状を伝えて落ち着いて診療が受けられるケースなら、自分で改姓のことを伝えるだけです。
しかし、急病などで意識がなかったり、症状を説明している余裕がない場合もあります。
縁起でもありませんが、病気によっては、口頭で新しい健康保険証が手元にないことを伝えられない場合も考えられますよね。
そのため、「健康保険被保険者資格証明書」はなるべく事前に準備して、手元に置いておきましょう。
健康保険証が届くまでに病院に行っても大丈夫!
結婚で健康保険証を変更したとき、届くまでの間に病院に行くにはどうすればいいか?についてまとめてみます。
方法は2つあります。
1つ目は、口頭で「改姓のために保険証の変更手続きをしていて新しい保険証がまだ届いていません」と病院の事務の受付で伝えることです。
そうすれば月末までに新しい健康保険証を提示する、という条件付で医療費3割負担で受診できます。
2つ目は、「健康保険被保険者資格証明書」を準備しておく方法です。
「健康保険被保険者資格証明書」は保険証ではありません。
しかし、保険証の代わりになります。
「健康保険被保険者資格証明書」を提示すれば、医療費の3割負担で受診できます。
但し、新しい保険証があなたの手元に届いたら、病院は原本確認をする必要があります。
そのため、新しい保険証を病院の事務の窓口に提示して下さい。
「健康保険被保険者資格証明書」もすぐには発行してもらえないので、早目の準備がおすすめです。
また、有効期間は証明日から20日以内なので注意が必要です。
覚えておいて下さいね。
もし、どうしても発行前に病院へ行きたい場合は、とりあえず全額負担しておいて後から新しい保険証を提示して返金してもらうこともできます。
新しい保険証が手元になくても病院を受診することはできるので、是非参考にしてみて下さいね。