妊娠中は、色々な制限がつきまといますよね。
特に控えるべきだとされているのが、タバコ・飲酒です。
タバコについては避けやすいですが、お酒は意外と身の回りに溢れています。
飲酒しているつもりはなくても、気が付けば体内にアルコールを取り込んでいることも。
そこで今回は、妊娠中の洋菓子などに含まれるアルコール(洋酒など)についてお話します。
目次
ラムレーズン・ブランデー入りケーキ…身の回りにはアルコールがたくさん!
アルコールを含む飲み物には、
「これはお酒です」
と書かれている表記をよく見かけますよね。
これは、アルコールを含む飲料にはその旨を表示する義務があるからです。
しかし、お菓子などには表示義務がありません。
知らないうちに、アルコールを摂取してしまっていた…!
なんて、ありがちなのです。
美味しい!と思って食べていた
- ラムレーズンアイス
- ブランデー入りのケーキ
- 洋酒の効いたチョコレート
などなど。
食べた後でアルコールが入っていたことに気付いたら、ショックを受けてしまいますよね。
妊娠中はお腹の赤ちゃんを守ろうとして不安になりやすいので、
「食べちゃった…どうしよう」
と自己嫌悪に陥っている方もいるかもしれません。
妊娠中に洋酒やアルコールの入ったお菓子・料理はダメ?
では、妊娠中に洋酒やアルコールの入ったお菓子・料理は控えるべきなのでしょうか?
結論から言うと、食べても大丈夫です。
焼き菓子など加熱調理済みのものは食べてOK!
まず、洋酒入りの洋菓子(ケーキ、クッキー等の焼き菓子)については、大部分が焼成過程でアルコール分が飛んでいます。
なので、あまり神経質に考えなくても良さそうです。
そして、和食などに使われるお酒(日本酒、みりん等)に関しても同様です。
出来れば避けた方が良いものも…
一方で、加熱しないものに関しては注意が必要かも。
- パッケージに「運転や妊娠中の摂取は控えるように」と書かれているような、特別お酒たっぷりの洋菓子 (焼いたあとでお酒を染みこませている可能性も…)
- ムースやゼリー類など焼かずに作られるお菓子
- トッピングやクリームに混ぜて使われるラムレーズン
などなど。
これらは加熱しないので、アルコールがそのまま残っている可能性があります。
パッケージを開けた瞬間に洋酒が薫るくらい強いものに関しては、量を減らすなどした方が良いかもしれませんね。
そもそも妊娠中のアルコール摂取ってそこまでダメなことなの?
でも!
そもそも妊娠中のアルコールってそこまで厳密に制限しないといけないのでしょうか?
胎児に影響が出るアルコール量は分かっていない!
まず、妊娠中に大量のアルコールを摂取すれば「胎児性アルコール症候群」の原因となることははっきりと分かっています。
これは何かと言うと、
- 形態異常など外見的に明らかなもの
- 脳性小児麻痺
- てんかん
- 学習障害
- 行動障害
などの症状のことです。
原因はアルコールなので、妊娠中に摂取しなければ100%の確率で予防することが出来ます。
しかし現在のところ、妊婦が飲酒して安全な量は不明のままなのです。
禁酒のストレスよりアルコール摂取の方がマシ!?
産婦人科の方針にもよりますが、
- 「少量の飲酒(コップ一杯程度)なら続けても問題ない」
- 「嗜む程度で、毎日でなければ大丈夫」
- 「妊娠に気付いた後でやめればいい」
といった指導をする医師も多く見られます。
lovekoが通っている産婦人科でも、
「禁酒がストレスになるくらいなら、ちょっとくらいの飲酒は大丈夫」
と言っていました。
どのくらいのアルコール摂取がダメなのかが厳密に分かっていないので、このような指導になるのでしょう。
「洋酒入り」を気にしすぎずにストレスフリーで過ごそう!
「少量の飲酒であれば大丈夫」
という指導をする医師もいますし、そもそも洋菓子などに含まれるアルコール量は本当にごくわずか。
「少量の飲酒」にさえも届かない量です。
「洋酒入りのお菓子食べちゃった!どうしよう…!」
と心配する時に感じてしまうストレスの方が、よっぽど問題。
アルコールは控えるに越したことはありませんが、あまり神経質になりすぎず、大らかな気持ちを持って過ごしましょう。
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©アロベビー
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